[VI-1027] 地すべり地形に構築された道路盛土の健全性評価の試み
キーワード:道路土工、2次元表面波探査、電気比抵抗探査
特定更新工事の一環として,古い地滑り地形の先端部に構築された高さ20mほどの盛土を対象に,ボーリングによる地盤調査ならびに地下水位観測に基づき,盛土内への地下水の浸透対策強化ならびに盛土のり面の補強対策工事を実施している.この工事による規制下の上り線において,自動化統合物理探査を実施したところ,当該盛土のS波速度は300~400m/sと高速度を示すものの,比抵抗は全体的に低く,特に深さ5m以深は10~数十Ωmの低い値を示し地下水の浸入が疑われた.このため,上下線の側道において統合物理探査を実施し,ボーリング調査結果ならびに地下水観測結果との比較により,統合物理探査の適用性を検討した.
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