[VI-1064] JR営業線における既設擁壁の耐震補強対策について
キーワード:首都直下型地震、盛土切取耐震補強、鉄道近接施工、保守用車、リフトアップ台車
JR線既設擁壁の耐震補強工事は,一般に列車運行を支障することなく,線路内に設置した仮設足場から擁壁高さに応じた棒状補強体を施工する事が多い.中央線御茶ノ水駅付近の台地側切取区間は神田川に面しており,現地への移動手段や施工方法について多くの条件が加味される.線路上での施工性を考慮した施工として,鉄道用保守用車を用いた耐震補強施工を検討し,保守用車に削孔機を搭載させたまま現地に移動し,棒状補強体の施工を可能とする『リフトアップ台車』を開発し,効率的な施工の実施が可能となった.これにより耐震補強の早期完了に繋がり,鉄道輸送の更なる安全安定輸送に貢献することが期待される.
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