令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

技術開発 (3)

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 VI-9 (幸町総合教育棟 多目的室2)

座長:池松 建治(鹿島建設)

[VI-1085] AIによるシールド掘進合理化技術の実装検証報告

*樋口 貴哉1、大木 智明1、増田 湖一1 (1. 清水建設)

キーワード:シールドトンネル、人工知能

本稿の目的は、近年問題視されている将来の熟練技能労働者の大量離職を見据えた、当社のICT、IoT技術を利用した生産性向上への取り組みの報告である。AIシステムをシールドトンネルの現場で検証し、安全性の検証としてAIシステムが入力データのエラーを認識し、異常値を出力しないことを確認する。さらに本AIシステムが出力するシールド機の方向制御ガイダンスについて、実際のオペレーターの操作との差異を確認し、予測精度を検証することに主眼を置いた。本検証の結果、当該AIシステムの展開に、安全性、精度ともに一定の成果を得ることができた。今後は実工事に逐次適用しながらガイダンス精度を一層向上させていく必要がある。

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