[VI-112] 超大断面トンネルにおける部分パイプクーリングの解析的検討
キーワード:部分パイプクーリング、温度ひび割れ、三次元FEM温度応力解析
「大分212号三光第1号トンネル新設工事」の起点側は,内空断面積が139m2の超大断面トンネルとなっている.当該部にはインバートが設けられ,覆工コンクリートの厚さが60cmであることから,温度ひび割れの発生が懸念されたため,対策として部分パイプクーリングを採用した.その結果,事前解析では,無対策時より最小ひび割れ指数が0.36改善すること,事後解析においても,バルーンと給水養生工法の効果も加わり,最小ひび割れ指数が1.26から1.72と0.46改善した.これより,LPクーリングはひび割れ対策として有効であることが確認できた.また,打設日より3か月経過時点で,ひび割れの発生は確認されなかった.
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