[VI-114] improvement of mortar grouting for the flat insulated lining method
Keywords:mountain tunnel, waterproofer, flat insulated lining method, back grouting
本工事は、九州新幹線のうち長崎県大村市内に位置する延長2,885mの山岳トンネルである。NATM工法では吹付面をトンネル形状に沿って平滑に仕上げることが難しく、吹付面が凹凸状となりやすい。トンネルに防水性能を持たせるためには覆工の背面に防水シートを設置する必要があるが、吹付面が凹凸状のため従来工法ではシート背面に空隙が生じる。空隙に地下水が溜った場合、覆工の品質に悪影響を与えてしまうため、本工事では、防水シート背面にモルタルを充填する背面平滑型トンネルライニング工法(FILM工法)を採用した。本稿ではFILM工法におけるモルタル充填性の改善に向けた型枠、打設方法等の工夫について述べる。
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