[VI-122] 実構造物における曲げじん性の確認試験に関する考察
キーワード:繊維補強コンクリート、曲げじん性、実構造物での確認試験、円柱供試体、試験方法
NEXCOが施工するトンネルの覆工において,平成11年より覆工コンクリートの小片のはく落対策を目的として,地質の悪いD等級の覆工に繊維補強コンクリートが採用されている.採用初期は鋼繊維を採用していたが,平成15年より非鋼繊維が導入され平成20年には鋼繊維の使用が廃止された.品質管理用の供試体の材齢28日における曲げじん性の値が低く出ることがあり,品質管理基準値を下回る場合がある.そのような場合,直ちに工事目的物を取壊し再施工することは合理的ではなく,実構造物の曲げじん性を確認することが合理的ではあるが,実構造物の曲げじん性を確認する簡易な試験方法がなく試験法を確立する必要があった.
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