山岳トンネル (11)

[VI-127] 遠隔立会システムによる山岳トンネルICT施工管理

*木村 厚之¹、信永 博文²、山中 慎也²、谷村 浩輔¹ (1. 清水建設　関西支店、2. 西日本高速道路　関西支社)

キーワード：山岳トンネル、タブレット端末、遠隔立会、ICT施工管理

山岳トンネル工事では，発注者の工事事務所が現場から離れているケースが散見される．そうした現場では，品質・出来形検査に立会う発注者の検査員が長時間を掛けて現場まで移動しなければならない．そこで，発注者，施工者双方の検査・管理業務の生産性向上のため，タブレット端末を用いたリアルタイム遠隔立会システムを開発した．これにより，発注者の検査員が現場に赴くことなく，遠隔地の端末上で施工状況の確認から記録写真・帳票の承認に至る一連の検査プロセスを完結でき，施工現場で適用性と有効性が確認できたので報告する．