令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

設計技術 (1)

2019年9月3日(火) 10:25 〜 11:55 VI-1 (幸町北8号館 811講義室)

座長:齋藤 隆(大林組)

[VI-14] 神戸発電所第3 号、第4 号 大口径場所打ち杭を適用した貯炭サイロ基礎の設計

杉本 真隆1、窪田 晃1、*川崎 渉2、金田 貴洋2 (1. 神戸製鋼所、2. 大成建設)

キーワード:大口径場所打ち杭、貯炭サイロ基礎、オールケーシング工法、変位法、応答変位法

神戸製鉄所内に新設される石炭火力発電所(65万kW×2基)の貯炭サイロ基礎の設計についてまとめたものである。サイロ貯炭容量は、基礎形状は直径36.3m×高さ6.85m、側壁厚1.4m、底版厚1.4mである。
表層の堅固な盛土層(Bu 層)を確実に打ち抜くため、オールケーシング工法による場所打ち杭を選定した。また基礎躯体の格子状壁構造にも着目し、上部鉛直荷重が集中する壁直下付近に杭を集中配置した。
Bu層は杭頭の反力・断面力を低減でき、設計上有利であるが、出現しなかった場合は危険側の設計となる。そこでBu層が出現しなかった場合も想定した設計を行い、両ケースを満足する杭部材の仕様を選定した。

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