令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

維持・管理/検査技術・診断 (3)

2019年9月3日(火) 14:55 〜 16:25 VI-13 (幸町総合教育棟 第32講義室)

座長:歌川 紀之(佐藤工業株式会社)

[VI-144] 近赤外分光法を用いたPCグラウトの塩化物イオン濃度推定に関する基礎的研究

*山本 晃臣1、上田 隆雄2、野島 昭二3、渡邉 晋也4、渡瀬 博5 (1. (株)フジタ建設コンサルタント、2. 徳島大学大学院社会産業理工学研究部、3. 中日本高速技術マーケティング(株)、4. (一社)日本建設機械施工協会 施工技術総合研究所、5. オリエンタル白石(株))

キーワード:近赤外分光法、PCグラウト、塩化物イオン

近年,既設PC橋におけるグラウトの充填不良が確認されている.このような場合の補修対策として,充填不良部へのグラウト再注入が行われているが,凍結防止剤や飛来塩分の影響を受けたPC橋では,既設グラウト部に高濃度の塩化物イオンが含有されていることもあり,グラウト再注入によるPC鋼材のマクロセル腐食が懸念されている.このため,既設グラウト部の塩化物イオン濃度を簡易に把握することが可能な測定方法が求められている.本実験は,既設グラウトを模した供試体を作成し,近赤外分光法を用いてグラウトの塩化物イオン濃度推定について実験的検討を行うとともに,本手法の実構造物への適用可能性について検討したものである.

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