[VI-146] 高速走行時におけるモーションブラー補償に基づくトンネル覆工浮き・剥離検査システム
キーワード:赤外線サーモグラフィ法、モーションブラー補償、ガルバノミラー、構造物点検、アクティブ・センシング
構造物の浮きや剥離を検出する赤外線法では,事前にキャリブレーションを行うことで取得されるデータと温度値の対応付を行うため,露光時間を可変とすることが困難である.そのため,高速に移動しながら撮影するとモーションブラーが生じ,空間解像度が低下することにより正確に変状を測定できない問題点があった.そこで,本研究ではガルバノミラーを用いて移動を補償する回転動作を光軸上に設けることで,静止時と遜色ない画質でサーモカメラによる撮影を行うことを目指す.トンネルにおいて時速40km程度の走行実験を行ったところ,剥離を含む対象の撮像画質が向上したことを確認できた.
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