維持・管理／検査技術・診断 (4)

[VI-151] ロボットによる高橋脚の打音点検実証試験

*赤木 琢也¹、高櫻 裕一¹、小出 至也¹、大橋 俊夫²、今井 悟¹、伊藤 要² (1. ネクスコ東日本エンジニアリング、2. インダストリーネットワーク)

キーワード：ロボット、吸着走行、打音点検、詳細調査、判定支援

高橋脚における高所作業車、橋梁点検車が使用できない近接目視点検困難箇所では、ロープワークにより点検員が宙吊りで点検作業している状況がある。高橋脚をより安全かつ効率的に点検する技術として、橋脚壁面の昇降が可能な点検ロボットを開発した。この壁昇降点検ロボットによる打音点検実証試験を通して、ロボットの点検能力、点検作業における課題、ロボット改良箇所の確認等について報告する。壁昇降点検ロボットは点検ツールの1つであるため、他の点検ツールとどのように組合せて使用するかが重要であり、点検技術の高度化・効率化へ向けた取組みの一環として橋梁保全点検全体で今後も検討する必要がある。