[VI-158] 泥水モードと泥土圧モードとを併用したシールド技術による複雑な岩盤層に対応したガス導管トンネルの建設
キーワード:岩盤掘削、泥水泥土圧併用型シールド、可燃性ガス、密閉式流体輸送、掘進方式切替
本工事は,新たな中圧ガスパイプラインをシールド工法により敷設するものである.掘削地盤は,破砕部,空洞部,軟弱粘性土を有する複雑な岩盤層掘削であり,無水層の存在や路線全線に可燃性ガスの存在が予測された.安定的な切羽圧保持を目的とした泥水および泥土圧モードの併用,掘削土を密閉状態で搬送し正確な土量管理が可能な流体輸送システムを考案する必要があった.泥水泥土圧併用型シールドを採用し,スクリューコンベヤ後方には「土砂および泥水混合槽」を装備し流体輸送方式で排土できるシステムを採用した.また, シールド掘進方式の安定的な切り替え方法を確立した.結果,複合的な地盤にも適用可能なシールド施工技術を確立した.
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