[VI-198] 複線軌道線間の狭隘箇所における長径間PC桁架設報告
キーワード:PC桁、鉄道近接、軌道線間狭隘部、重量物運搬台車、揚重設備、工程短縮
本稿は,高架化された下り線と地上を運行する仮上り線の複線軌道線間狭隘箇所における長径間PC桁の架設報告である.軌条設備とエレクションガーダーを使用した従来の架設方法では約200mの高架橋の完成を待たなければならない上,高架橋1線分では設備幅が不足する問題点が懸念された.その為,セグメントを重量物運搬台車にて高架橋下を陸送運搬し,大型ホイストによる揚重,押上ジャッキを組込んだ横取装置により架設することで営業線近接且つ狭隘な中で架設することができ,工区全体工程の短縮を実現した.
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