鉄道 (4)

[VI-217] Application of seismic reinforcement method using precast panels and high strength fiber reinforced mortar to urban area

*鈴木 元太¹、濱田 修¹、鈴木 将充¹、笠倉 亮太¹、黒岩 俊之¹、藤田 貴文²、諌山 啓²、小松 剛士² (1. 東急建設株式会社、2. 東京急行電鉄株式会社)

Keywords:railway structures, seismic retrofit , Urban Construction , Improvement in Productivity

鉄道構造物の耐震補強工事が順次進められている中で、市街地では道路等が隣接する狭隘部や、店舗利用箇所での耐震補強工事が増加しており、利用者や近隣住民への負担軽減から、騒音・振動の抑制、施工箇所の早期解放を図る必要がある。著者らは、これらの施工条件や時間的制約に対応し、安全かつ施工の省力化、省人化による生産性の向上を目的とした、耐震補強工法（CB パネル工法）を開発した。本報では、当工法を市街地の高架橋に適用するにあたり、市街地特有の複雑な施工条件のなかで、多角的に課題を抽出し、解決策の検討・工夫を行った事例について報告する。