軌道保守 (4)

[VI-246] 簡易弾性化シート工法の施工方法の改良に関する検討

*森 裕昭¹、早瀬 亮² (1. 九州旅客鉄道株式会社、2. 神東塗料株式会社)

キーワード：簡易弾性化シート工法、浮きまくらぎ、カント、継目落ち

ローカル線区を保守していく上で、継目落ちと呼ばれる軌道劣化が重要な問題である。継目落ちの補修は総つき固めによって行われるが、効果が短期間である場合が多く再び継目落ちが発生する。この現状を改善するために簡易弾性化シート工法が導入された。本研究では施工を行う上での改善点について、更なる効率的な施工の実現に向けての検討を行った。バラストのかき出し量を削減するという改善策により、作業時間の短縮および労力の削減が期待される。また、可変パッキン袋と呼ばれる袋を導入することで、カントの付いた曲線区間での施工性を確保することができた。