[VI-265] 二重峠トンネル(大津工区)工事における既設県道直下の施工について
キーワード:低土被り、地表面沈下、早期閉合
二重峠トンネルの大津工区側の坑口では,トンネル直上に交通量が非常に多い既設県道が位置し,最小土被り9mで立体交差する.当該箇所の地質は,不良地山が分布しているため,トンネル掘削により既設県道への地盤沈下が生じる可能性があった.既設県道への影響を与えることなく掘削するために,注入式長尺鋼管先受工(180°範囲,L=12.5m,1シフト長5m)と長尺鏡ボルト工(180°範囲,L=12.5m,1シフト長5m)に加え,早期閉合による掘削を採用した.適切な掘削補助工の検討と実施および計測管理を行なう事で,トンネル掘削による既設県道への影響を与えることなく施工することができた.
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