令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル (3)

2019年9月3日(火) 14:55 〜 16:25 VI-5 (幸町総合教育棟 第11大講義室)

座長:安井 成豊(施工技術総合研究所)

[VI-271] 矢板工法トンネルにおける出水対策

*寺西 淳次1、大谷 達彦1、祖父江 久徳2 (1. 西松建設、2. 沖縄総合事務局 宮古伊良部農業水利事業所)

キーワード:矢板工法、出水対策、導水横坑、琉球石灰岩、島尻層群泥岩

矢板工法を用いて透水係数の大きく異なる島尻層群泥岩と琉球層群琉球石灰岩の層境でトンネル掘削を行い,空洞・地下水脈が出現した.その結果,トンネル坑内への大量出水が発生し,当初計画での想定をはるかに上回る湧水は,トンネル全線にわたり路盤にあふれ,島尻泥岩を著しく劣化させ,ひどく泥濘化させることとなった.軌条設備を全線撤去した後,路盤の泥濘化対策としてセメント改良土による置換えとアンダードレーンの増設,仮排水路の設置を行い,切羽の対策として切羽の手前から導水迂回坑を設けて,切羽作業を復旧した.類似事例の施工の一助となるべく,その施工事例を報告する.

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