令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

建設マネジメント (2)

2019年9月3日(火) 10:25 〜 11:55 VI-6 (幸町総合教育棟 多目的室1)

座長:永田 尚人(熊谷組)

[VI-295] 設計段階からの安全衛生への配慮に関する世界の動向

*豊澤 康男1、大幢 勝利1、吉川 直孝1、平岡 伸隆1、高橋 弘樹1 (1. 労働安全衛生総合研究所)

キーワード:建設工事、安全衛生、設計段階、英国、CDM、ドイツ

我が国の建設業における労働災害は,昭和40年代後半に年間の死亡者2,500人を超えていたが,平成29年には死亡者約300人と長期的に見て大幅な減少を見ている.しかしながら,1) 全産業の死亡者の3割以上を建設業が占めていること,2) 英国などと比べると日本の建設業の死亡者(建設労働者10万人当たりの死亡者数)は約2~3倍となっていることなど,建設業の労働安全衛生には課題が残っている.最近は,建設プロジェクト計画の初期の設計段階から安全衛生を考慮することが世界的な流れになりつつある.本論では,英国,ドイツの設計段階からの労働安全衛生への配慮に関する施策の動向について概略を述べる.

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