令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

リニューアル (1)

2019年9月3日(火) 08:40 〜 10:10 VI-7 (幸町総合教育棟 第21大講義室)

座長:熊坂 徹也(オリエンタルコンサルタンツ)

[VI-314] AHPによる利用者と管理者の2視点に基づく補修優先順位付けに関する研究

*江本 久雄1、猪狩 吉弘1 (1. 福島工業高等専門学校)

キーワード:橋梁、階層分析法、補修優先順位付け、防災、長寿命化計画

わが国の橋梁は,その多くが高度経済成長期に集中的に建設されており,近い将来橋梁の維持修繕費用の大幅な増加が懸念される.福島県の橋梁においても全国と同様の傾向で,2013年時点で4561橋を管理しているうち建設後50年を経過する橋梁は全体の約18%である.しかし,2033年には約69%へ急速に増加することが分かる.このような背景から,福島県は効率化が求められる橋梁の維持修繕に関して標準となる指針を示し,課題に取り組んでいる.計画を策定するためには先程の要領に従った点検から,補修計画の立案をする必要がある.そこで,本研究は意思決定手法の一種であるAHPを用いて,優先順位付けの検討を行うものである.

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