[VI-323] 中国地方の高速道路の橋梁部遮音壁劣化状況を踏まえた遮音板の一検討
キーワード:橋梁部遮音壁、粉塵堆積、劣化、騒音測定、高耐気候性めっき鋼板
中国地方の高速道路の橋梁部遮音壁を長年点検してきた中で,最も特徴的かつ多発している現象は,遮音板内の底面部から発生する腐食の進行であった.原因は,遮音板表面の吸音用スリット構造と車両走行により飛散した粉塵・雨水・凍結防止剤が,内部に浸入して堆積し発錆に至るためである.今回一検討として,該当地域の現状と材料費の削減を考慮し吸音型遮音板に比べ,遮音機能は若干劣るが,より経済的な製品を開発した.さらに設置箇所を橋梁部遮音板の最下段に限定した試験施工と騒音測定をした.その結果,対象区間の交通量以下の区間で,最下段に限定した交換であれば騒音値への影響が少ないことを確認した.
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