リニューアル (2)

[VI-325] 神崎川河口部付近における鋼矢板護岸の腐食調査

*安井 章雄¹、向本 敏美¹、高橋 昇三²、岡田 吉弘² (1. 日本インシーク、2. 大阪府西大阪治水事務所 神崎川出張所)

キーワード：河川構造物、鋼矢板護岸、肉厚測定、腐食速度、汽水域、感潮河川

鋼矢板護岸として安心・安全な防護機能が発揮できるよう、また補修・更新などの適切なマネジメントを実施するために、鋼矢板の腐食量を定量的に調査することは重要である。しかしながら、河川護岸に使用されている鋼矢板の腐食量の調査は少ないことが報告されている。本報告では、電気防食と被覆防食が施されている神崎川河口部付近における鋼矢板護岸の腐食調査を実施した。その結果、腐食速度は最大0.041mm/年であり、これまでに報告されている腐食速度に比べて1オーダー遅いことがわかった。