[VI-330] 地下鉄開削トンネルにおける塩害補修工法の防食効果持続性の検討
キーワード:開削トンネル、塩害補修、犠牲陽極材、非破壊モニタリング
開削トンネルにおいて,塩害劣化が確認されたことを受け,塩害による劣化のメカニズム,塩害区間の特長,補修範囲の決定手法および補修工法等を検討してきた.これまでの塩害補修工法の防食効果の持続性を確認するため,試験施工範囲を対象に非破壊モニタリング調査を行った.また、施工から約5年9カ月経過後の補修範囲において,鉄筋のはつり調査を行った.その結果,犠牲陽極材を設置した鉄筋およびその近傍では鉄筋腐食は認められなかった.しかし,補修外範囲の一部において,著しい鉄筋腐食が確認された.また、残存亜鉛量から算出した防錆効果期間は、当初の想定よりも短いことが明らかとなった。
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