施工技術 (5)

[VI-423] 洪水吐導流壁波返しへのプレキャスト部材の採用

*重松 明¹、藤澤 敦¹、直井 智治¹、大宅 慧¹、藤田 博史²、天野 英介²、荒川 淳³、尾池 宣佳³、國嶋 典裕³ (1. 鹿島建設株式会社、2. 国土交通省四国地方整備局那賀川河川事務所、3. 共和コンクリート工業(株))

キーワード：ダム、リニューアル、波返し、プレキャスト、型枠

ダムの洪水吐導流壁とは、放流水を正常に流下させるための水路壁である。導流壁天端には放流水やその飛沫水の越水防止のために、波返しを設けることがある。長安口ダムでは水路側に張り出し長さ１ｍの波返しを設ける計画であった。今回、その波返しの施工にプレキャスト型枠（以降、Pca型枠）を採用し、施工の合理化による生産性・安全性向上を図ることができたため、その結果について報告する。