[VI-428] 現場打ちコンクリート柱のPCa化を始めとする工程短縮策とその効果
キーワード:PCa化、工程短縮、2次製品、労務削減、安全性向上
九州電力(株)松浦発電所は、平成28年2月から工事を一時中断していた2号機(出力100万kW)の増設工事を再開している.同2号機増設工事において、基礎掘削時に大量の湧水が発生したため湧水対策工を実施したが、約1か月の工程遅延が生じた。そこで、工程回復を目的として現場打ちコンクリート柱のPCa化及び、PCa柱を利用した作業床の設置を行った。PCa化による現場作業の削減と作業床の設置による上下作業の実現により、現場打ちの工程と比較して35日の工程短縮となった。また、同工程短縮策は労務の削減と施工安全性の向上にも寄与し、安全・品質・工程・費用の総合的な評価では、現場打ちと遜色ない工法であった。
講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。