[VI-431] 河川に近接した深礎杭施工における大量湧水の対処方法
キーワード:水中不分離性コンクリート、大口径深礎杭、試験施工、湧水対策
一級河川に近接し、富士山を供給源とする溶岩流が分布する地質条件となっている場所にて大口径深礎杭(φ7.0m)を施工した。施工範囲の溶岩は亀裂が多く、湧水の発生が懸念事項であった。掘削中、湧水が発生したが抑制対策を実施しながら施工を進め、掘削を完了させた。掘削完了時には、支持層付近から湧水(q=2,500l/分)が発生していた。基礎コンクリートの品質を確保するため、水中不分離性コンクリートによる施工に変更した。変更にあたり課題となった深礎杭外周付近への充填性および分離抵抗性の確保について試験施工を実施した。試験施工の結果を基に実施工の計画を立て、水中不分離性コンクリートの打設を行った。
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