維持・管理／検査技術・診断 (6)

[VI-480] Crack Detection from Degital Image of Concrete Structural Surface

*尾留川 剛¹、萬寳 徹郎¹、西澤 祥一²、重村 知輝³、野村 泰稔³ (1. 電源開発（株）、2. （株）JPビジネスサービス、3. 立命館大学大学院)

Keywords:Concrete Crack Detection, Image Analysis, Super High Resolution Image, YOLO, Deep Learning

コンクリート構造物の健全性を評価する上で，その劣化を引き起こす一つの要因とされるひび割れを管理することは重要である．ひび割れ調査は主に近接目視によるが，点検員によって判定がばらつくという主観性，非定量性に加え，調査に膨大な時間を要することが課題である．また，構造物に近寄ることが困難な場合もある．そこで筆者らは，近接目視点検が困難なコンクリート構造物を対象に高解像度の画像を取得し，ひび割れを自動抽出する維持管理高度化に向けた技術開発を行っている．本稿では，接近可能な構造物ではあるが，技術開発の最初の取り組みとして実施した当社港湾設備を対象とするひび割れ抽出結果について報告する．