令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

シールドトンネル (6)

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 VI-2 (幸町北8号館 812講義室)

座長:増澤 伸司(熊谷組)

[VI-500] 先行ビットの巨礫切削性能に関する実験的検証

*伊東 俊彦1、二井 俊次1、吉田 篤司1、木下 茂樹1 (1. 奥村組)

キーワード:シールドトンネル、カッタービット、岩石切削

シールドマシンの掘削機構であるカッタービットは,長距離,大深度施工の増加に伴い耐久性の向上が求められている.また,多様な地盤を掘削する中で,巨礫に遭遇する場面も考えられる.そこでシールドマシンがスポーク形のカッターヘッドで巨礫を取込むことを想定し,先行ビットが岩石を切削する際に懸念されるビットの過度な摩耗及び欠損について,実験的に検証した.本実験の模擬岩石地盤掘削を通して,懸念されたビットの過度の摩耗及び欠損は見られなかった.硬質地盤や巨礫出現が予想される地盤を掘進するシールドマシンには,強化型先行ビットで摩耗を抑制した掘進ができると考えられる.

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