令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

鉄道 (6)

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 VI-3 (幸町北8号館 821講義室)

座長:今西 立彦(JR東海)

[VI-511] 散水消雪区間のコンクリート鉄道橋におけるASR発生状況と対策工に関する検討

*土田 詩織1、阿部 雄太1、大橋 暁1 (1. 東日本旅客鉄道株式会社)

キーワード:鉄道、コンクリート、ASR、水分量、細孔径分布

散水消雪区間の一部のコンクリート鉄道橋において,ASRに起因する変状が発生している.当社では維持管理方針に基づき外観目視等調査を行っており,要補修箇所については,結晶形成型防水材の塗布を対策工として実施している.今回,対策工の効果確認のため,コンクリート内部水分量測定および細孔径分布分析を実施した.水分量について,補修当初は止水効果を発揮するが,経年等により止水効果が低下する可能性が確認された.細孔径については,経年・深度を問わず補修済箇所の緻密化が確認され,継続的にコンクリートの緻密化において効果を発揮している可能性が確認された.引き続き,現在の対策工に関するさらなる検証を行っていく.

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