[VI-513] 炭素繊維シートによる補助工法を用いた鉄道RCボックス桁のひび割れ対策
キーワード:鉄道、炭素繊維、ひび割れ、補修、コンクリート、橋
コンクリート構造物の塩害劣化に対して、全断面修復工は劣化因子を直接的に除去できる有効な補修工法である。平成25年2月、ある鉄道RCボックス桁において、塩害によるひび割れ変状の解消を目的とした全断面修復工を施工したが、2年後に再度ひび割れが発生した。原因は、全断面修復時およびその後も繰り返し作用する列車荷重に対する配慮不足と推定した。このひび割れに対して、炭素繊維シートを橋軸直角方向に断続的に貼付して、健全な躯体部と不安定化の恐れがある部分の定着力向上を図った上で、ひび割れ注入補修を実施した。本稿では、炭素繊維シートを補助的に活用したひび割れ対策について施工結果を報告する。
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