鉄道 (6)

[VI-517] トンネル内コンクリート道床更新時における一考察

*小林 実¹、猪瀬 和也¹、赤松 学¹、今井 奨¹ (1. 東京地下鉄株式会社)

キーワード：コンクリート道床防振軌道、更新工事、スプリッター工法

現在、東京メトロでは省力化及び振動騒音対策を目的として、開業年より敷設されているコンクリート道床軌道をコンクリート道床防振まくらぎ軌道へ更新する工事を実施している。軌道更新工事におけるコンクリート道床撤去の方法は、空気圧縮機、コンクリート穿孔機及びコンクリートブレーカーを使用し道床を斫り壊すといった工法を採用している。
しかし、この方法は振動、騒音及び粉塵による作業員への負担及び健康上の悪影響等の問題がある。対応及び働き方改革の一環として、時機が限定される建設現場で使用されている機械器具の導入により施工現場の低公害化を図ることに取組んだ。本案では、この取組みから得られた考察を報告する。