[VI-532] 2000形分岐器におけるボールベアリング設置位置の検討
キーワード:2000形分岐器、ボールベアリング床板、トングレール引き残り、グリッドまくらぎ、分岐器転換試験
分岐器の故障防止と省メンテナンス化を目的にJR東日本が開発した2000形分岐器の導入当初,トングレール転換後にトングレールの引き残りによる接着不良(5~8mm)が発生した.そこで,ボールベアリング床板におけるベアリング設置位置の影響を確認するため性能確認試験(分岐器転換試験)を行い,トングレールからベアリングまでの離れ及び高さを変化させたときのトングレール引き残り量及び転換力を測定した.試験結果よりトングレール底側面からベアリングまでの離れを従来設計より近づけて2~3mm,ベアリングの高さは従来通り4mmとした.設計変更後,全ての2000形分岐器において接着の隙間量は3mm未満に改善した.
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