[VI-54] コンクリート水平打継部の一体性および耐久性を確保する省力的な新処理手法の検討
キーワード:打継ぎ、レイタンス、中性化、割裂引張強度、かぶり、省力化
不適切な打継処理(レイタンスの残存,打継接着剤の計量ミスなど)は,打継目が漏水箇所や劣化因子(炭酸ガス,塩化物イオン)の侵入経路となるだけでなく,せん断強度の低下を招くことが一般的に知られている.過年度の研究より,打継面のブリーディング水の除去かつ最適処理深さを平均2mmで施すことで,一体性および耐久性を向上させることを確認した.本研究では,打継処理開始時間の差および水平面の凹凸がコンクリートに与える影響を検討した.これらの結果から,現場諸条件の影響に依存せず水平打継面の一体性および耐久性を確保することができ,省力的で新しい処理手法として「打継処理シート」を提案する.
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