令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル (5)

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 VI-5 (幸町総合教育棟 第11大講義室)

座長:淡路 動太(清水建設)

[VI-540] 発破掘削の低周波音に着目した防音扉の改造

*三澤 孝史1、高村 浩彰2、稲留 康一1、平野 享2 (1. 奥村組、2. 西松建設)

キーワード:山岳トンネル、発破掘削、防音扉

トンネル工事における発破掘削音は,周辺民家に与える影響が大きいため,対策工として防音扉が用いられる.しかし,特に低周波音については防音扉で大きく低減することが難しいため,複数の防音扉の設置が必要となる場合もある.そこで低周波音の遮音性能を低減させる原因である車両通行部に着目し,既存の防音扉の車両通行部のみを2層式に改造し,現場性能試験により遮音性能を検討した.その結果、一般的な防音扉の車両通行部だけを2層式とするため,比較的安価に設置でき,一般的な防音扉1基相当の省スペースに若干の組立て時間で実施可能であるにもかかわらず,防音扉2基設置時とほぼ同等の遮音性能が得られる事がわかった.

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