[VI-550] 変状トンネルにおける初期応力測定の活用に関する考察
キーワード:山岳トンネル、変状、初期応力測定、荷重
山岳トンネルの施工では,地質不良箇所等において予期せぬ様々な変状に遭遇する.従来から,比較的規模の大きな変状に対してはFEM等の数値解析を用いて支保工の設計を行い,覆工については各種計測や試験結果からトンネルに長期的に作用する荷重を想定し設計している.これらの検討では,例えばFEMの自重解析で得られる地山の初期応力状態,地山や支保部材の計測結果から想定されるゆるみ荷重等の設定によって,結果が大きく異なることが知られているが適切な荷重を設定する方法は一般化されていない.本稿では,変状が発生したトンネルにおいて初期応力測定を活用し,設計で用いる荷重条件を適切に設定する方法について考察した.
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