測量・計測 (2)

[VI-602] 小断面トンネルでの活用を目的とした地上移動体搭載型レーザースキャナー性能実験

*澤城 光二郎¹、早川 健太郎¹、黒台 昌弘¹、田嶋 誠司² (1. 安藤ハザマ、2. 小林コンサルタント)

キーワード：地上移動体搭載型レーザースキャナー、内空変位計測、精度検証

地上移動体搭載型レーザースキャナー（LS）は台車にLSを搭載し移動しながら計測を行うため，地上型LSでは必要な盛り換えの手間が不要となり，効率的な作業が可能である．また，同じ移動体を用いる車両搭載型LSが入れない場所でも地上移動体搭載型LSであれば中に入って計測を行えるといった機動面での利点も挙げられる．このことから地上移動体搭載型LSが小断面トンネルやボックスカルバートの出来形計測に活用できると考え，その計測精度を確認するための性能検証を実施した．その結果，小断面の内空の点群を取得可能であること，測線の測定精度が5mm以内となり先に挙げた出来形計測に適用可能な精度を有していることが分かった。