令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

地下構造物 (4)

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 VI-1 (幸町北8号館 811講義室)

座長:中出 剛(熊谷組)

[VI-635] 高い地下水位を考慮した地下躯体の解体事例

*鶴岡 佑樹1、柴野 一則1、大平 祥喜1、長谷川 光洋1、諏佐 一紀1 (1. 東急建設株式会社)

キーワード:清掃工場解体、地下躯体解体、全周回転掘削機、オールケーシング工法、地下水位

清掃工場の解体や建替工事は施設規模で異なるが,20年~30年程度のサイクルで自治体ごとに発注される工事である.清掃工場は河川近傍にあることが多く,また地下ごみピットは地下深くに構築されていることが多い.そのため地下躯体解体時の地下水の対策および施工方法は、工期とコストの面で重要な要素となる.本工事では地下水位が高い状況で,地下躯体解体の工法として全周回掘削機を用いたオールケーシング工法を選定し,施工した.その結果,本工事においては一般的な山留め壁構築と山留め支保工架設による地下解体と比較して,工期が約1ヶ月,コストは約20%削減することができた.

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