令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

土留め (2)

2019年9月5日(木) 16:10 〜 17:40 VI-1 (幸町北8号館 811講義室)

座長:山口 哲司(熊谷組)

[VI-654] 関東ロームの平面ひずみ三軸試験について

*LI CHENG1、加藤 精亮1、柿原 芳彦2、植村 一瑛2 (1. 東日本旅客鉄道株式会社 東京工事事務所、2. 応用地質株式会社)

キーワード:関東ローム、地盤の長期安定性、平面ひずみ三軸試験

首都圏の駅改良工事においては,関東ロームを掘削し,構造物を構築することが多い.関東ローム層の力学特性などを正確に評価することで,合理的に構造物を設計することが可能となる.今回,長期荷重に対する地盤の安定性を評価するために,平面ひずみ三軸試験を実施した.その結果,圧密降伏応力pcが大きいほど,もしくは塑性指数Ipが小さいほど,クリープひずみ速度が大きくなる(地盤が変形しやすくなる);また、クリープ破壊を生じる限界の応力状態はせん断強度の0.8倍程度であったことが分かった。今回得られた結果を用いて,関東ローム層の降伏状態を照査する新たな設計照査フロー等,合理的な構造物設計法の構築が期待できる.

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