[VI-654] 関東ロームの平面ひずみ三軸試験について
キーワード:関東ローム、地盤の長期安定性、平面ひずみ三軸試験
首都圏の駅改良工事においては,関東ロームを掘削し,構造物を構築することが多い.関東ローム層の力学特性などを正確に評価することで,合理的に構造物を設計することが可能となる.今回,長期荷重に対する地盤の安定性を評価するために,平面ひずみ三軸試験を実施した.その結果,圧密降伏応力pcが大きいほど,もしくは塑性指数Ipが小さいほど,クリープひずみ速度が大きくなる(地盤が変形しやすくなる);また、クリープ破壊を生じる限界の応力状態はせん断強度の0.8倍程度であったことが分かった。今回得られた結果を用いて,関東ローム層の降伏状態を照査する新たな設計照査フロー等,合理的な構造物設計法の構築が期待できる.
講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。