令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

施工技術 (8)

2019年9月5日(木) 10:25 〜 11:55 VI-10 (幸町総合教育棟 多目的室3)

座長:山田 淳夫(株式会社安藤・間)

[VI-662] 高速道路大規模更新工事における切土法面対策の取組み

*大橋 勇詩1、田尻 丈晴2、松村 健人2、神田 裕史1、藤田 昌宏1 (1. 熊谷組、2. 中日本高速道路)

キーワード:高速道路大規模工事、繊維補強モルタル増厚工、角型U字溝

中日本高速道路では高速道路ネットワーク機能を長期にわたって健全に保つためのリニューアル工事を進めている。

その中で、切土法面にて行った吹付コンクリート対策工と排水工について報告する。

吹付コンクリートは、目視点検、熱赤外線調査、打音調査およびコア抜き調査により劣化状況を調査、対策を実施した.

調査結果より、ほぼ全域において、浮きが確認され、背面地山に20~60㎜の空隙があった。

対策工としては繊維モルタル増厚工を採用した.

さらに、抑止力が必要となる箇所については、鉄筋挿入による地山補強土工法を採用した。

また、排水工では,人力作業がメインとなる為,軽量かつ運搬が容易な角型U字溝を排水工として採用した。

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