[VI-687] 重要文化財の保存修理工事における高圧噴射攪拌工法の適用例
キーワード:地盤改良、深層混合処理、高圧噴射攪拌、耐震補強、小型機械
1990年(平成2年)に国の重要文化財に指定された歴史的重要文化財「旧長崎英国領事館」の保存修理工事の一環として,高圧噴射攪拌工であるV-JET工法により,圧密沈下の抑制および建物ジャッキアップ時の地盤反力増強を目的とした地盤改良を行った.屋内施工が可能な特殊小型施工機の活用や,地盤変位のリアルタイム管理を併用した施工手法により,建物本体に影響をおよぼすことなく施工ができることを確認した.さらに,施工後の調査として改良体より採取した頭部コアおよび全長ボーリングコアの一軸圧縮強さにより品質を評価した.結果として対策工を施した地盤が本現場の要求性能を満たしていることを確認した.
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