令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

地盤改良 (2)

2019年9月5日(木) 16:10 〜 17:40 VI-10 (幸町総合教育棟 多目的室3)

座長:土屋 光弘(西松建設)

[VI-692] カルシア改質土の植物生育条件に関する検討

*山田 耕一1、田中 裕一1、斗沢 照夫2 (1. 五洋建設、2. 水底質浄化技術協会)

キーワード:カルシア改質土、浚渫土 、カルシア改質材 、植生基盤 

カルシア改質土を陸上利用する場合、通常の土壌と比較して塩分やpHが高いため、そのままの状態で植生基盤として使用した場合、植物の生育は困難である。この対策として、カルシア改質土の解砕・降雨や散水による脱塩、中和剤や堆肥混合の混合による改質を試みた。
試験の結果、解砕後の散水により塩素は速やかに低下する一方、pHは植生基盤の目標値に到達しなかった。しかし、その後の播種実験により、発芽・生育が認められ、解砕・散水や改質材の混合により、植生基盤の目標値に到達しない条件であっても植物の生育が可能であることを確認した。

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