[VI-702] 寒冷地におけるダムコンクリートのプレクーリング実績
キーワード:温度応力、ダムコンクリート、プレクーリング、暑中コンクリート
コンクリートダム堤体を構築する際に,セメントの水和熱に起因する温度応力が課題となる場合がある.今回,北海道三笠市に建設する既設ダムを同軸嵩上げする再開発工事において,事前の温度応力解析により,新設堤体に大きな温度応力が発生することを確認した.そこで,本工事では,養生方法やプレクーリング対策により,温度応力を低減することとした.本稿では,これら温度応力対策のうち,プレクーリングの実績について示す.本工事におけるプレクーリングは,現地バッチャプラントにおけるコンクリート製造時に,練混ぜ水をチラーにより冷却し,粗骨材を冷風ミストにより冷却した.
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