令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

ダム (3)

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 VI-11 (幸町総合教育棟 多目的室4)

座長:徳永 篤(大林組)

[VI-715] ダム通砂運用に向けた西郷ダム改造工事の計画・設計上の特徴

*高木 秀和1、佐藤 努2、江島 裕章1、中村 正雄1 (1. ㈱熊谷組、2. 九州電力㈱)

キーワード:コンクリートダム、ダム再開発、可倒堰、通砂

宮崎県の耳川水系では,2005年の台風14号による浸水被害を受け,その対策を河川管理者をはじめとする流域関係者で協議し,河川整備計画を見直し,「いい耳川にする」ための協働の取り組みを推進するため,「耳川水系総合土砂管理計画」を取りまとめた.その中で九州電力㈱は,これまでダムで遮断されてきた河川本来の土砂の流れを取り戻すことを目指し,山須原ダム,西郷ダムおよび大内原ダムの連携による通砂運用を行うこととし,山須原ダムと西郷ダムについて堤体の切り下げることによる通砂能力を付加するダム改造工事を実施した.本報文は,耳川でのダム通砂運用に向けた西郷ダム改造工事の計画・設計上の特徴について述べる。

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