[VI-734] トンネル切羽での走向傾斜評価システムの開発
キーワード：トンネル、切羽定量評価、肌落ち、走向傾斜
山岳トンネル工事では，掘削直後の不安定な切羽に作業が集中するため切羽の状態を確認し安全を確保することが重要である．現状の切羽の安全性の確認は目視判断に依存しているため，その判断結果には個人差が発生しやすい．筆者らは画像解析技術を応用し，切羽の岩盤性状を定量評価し剥落危険度を評価するシステムを開発した．しかし，切羽の剥落危険度評価は，画像解析による風化と割れ目のみの判定では説明することができない場合もある．特に切羽に平行な割れ目の場合は流れ盤か受け盤かの情報が重要になる．そこで切羽の割れ目の走向傾斜の情報をスマートフォンにて取得し、データを継続的に蓄積するシステムを開発した．
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