山岳トンネル (15)

[VI-741] 山岳トンネル 長尺防水シート自動展張システムの開発

*斎藤 有佐¹、渡辺 淳¹、阪口 雅信¹、小林 雅彦²、佐藤 猛彦²、中川 正敏³ (1. 大林組、2. 東宏、3. 国際紙パルプ商事)

キーワード：山岳トンネル、長尺防水シート、生産性向上、自動化施工、省力化

山岳トンネル工事の中でも特に人力依存度が高い防水シート設置作業において、主に下記の工夫で生産性向上と品質確保を図るとともに技能作業員不足に対する対策とすることを目的に長尺防水シート自動展張システムを開発した。
・従来幅約2m（トンネル軸方向長）のシートを現場で溶着していたが、工場で幅10.5mにあらかじめ加工した長尺シートを使用する。このことで現場での溶着箇所を減らすことができる。
・従来人力でなされているシート展張作業（トンネル内面に合わせて広げる作業）を新規開発した装置、システムを採用して自動化する。