[VI-794] 遮音壁支柱の効率的な点検手法に関する研究
キーワード:遮音壁、支柱、点検、加振、ボルト、緩み
遮音壁の点検では、本線上からの近接目視が困難な箇所が存在する。特に橋梁部の遮音壁背面等は、橋梁点検車等を使用し交通規制を伴う大掛かりな点検となる。このため、遮音壁の効率的な点検手法の検討を目的とし、支柱下端に設置されるボルトの緩みに着目した実験を行った。本実験では、試験体を用いてボルトの緩みを3段階設定し、支柱を加振することで得られる応答から緩みの検出可否を検討した。実験の結果、ボルトを数段階に分けて緩めるに従いピーク周波数が徐々に低下し、応答振幅の値も大きくなる傾向がみられた。支柱の加振による応答から閾値を定め、ボルトの緩み有無を判定した結果、緩みのある設定について約9割の精度で検出できた。
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