[VI-796] 列車走行音を活用した軌道状態の異常検知に関する基礎研究
キーワード:列車走行音、異常検知、隠れマルコフモデル
軌道状態の異常箇所は,各検査や巡視結果に加え車両走行音を感覚的に検知し,異常箇所を把握している.しかしながら,異常箇所把握は感覚に基づく判断となっており,定量的に判断することができれば異常箇所の絞り込みなど業務効率化を図ることが期待される.本研究では,継目ボルト緩み,締結ボルトの緩みに焦点をあて,走行車両で収録される車内音に対し,周波数解析による異常音検知を試みた.継目板ボルト緩みは,2~2.5kHzの周波数帯域に特徴が現れた.しかし,締結装置の緩みに有意な差は現れなかった.また,隠れマルコフモデルを用いることで,緩みを判別できる可能性を示唆することができた.
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