令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

維持・管理/検査技術・診断 (13)

2019年9月5日(木) 16:10 〜 17:40 VI-13 (幸町総合教育棟 第32講義室)

座長:大窪 和明(東北大学)

[VI-799] 降雨による鉄道盛土の簡易的な被災箇所推定手法の提案について

*上村 寿志1、佐藤 武斗1、森 勇樹1 (1. 九州旅客鉄道株式会社)

キーワード:鉄道盛土、盛土崩壊、盛土高さ

既設の盛土構造物は、現行の技術基準が定める性能を有していないものが多く、降雨によって多数の被害を受けている。既往の研究では、調査項目が多く広範囲に及ぶ盛土を対象とした一次調査には不向きである。過去の鉄道盛土の被害事例を分析し、それぞれの条件から、今後危険箇所となり得る盛土構造物を評価する方法を提案することを目的とする。比較的簡易に得られる盛土の基本情報を基に、盛土の被災規模を推定する手法を提案した。検討したデータ数が限定的であり、評価点に改善の余地が残るものの、被災箇所の評価点が比較的高くなる結果を得られ一次評価手法として有効である結果が得られた。

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