令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

維持・管理/検査技術・診断 (13)

2019年9月5日(木) 16:10 〜 17:40 VI-13 (幸町総合教育棟 第32講義室)

座長:大窪 和明(東北大学)

[VI-800] AHPを用いた健全度判定メカニズム分析その2

*小川 大貴1、今泉 直也1、根本  早季1、榎谷 祐輝1、田中 大介1、冨沢 日出夫2、福中 公輔3 (1. 東京地下鉄株式会社、2. 産業能率大学総合研究所、3. 株式会社GA technologies)

キーワード:地下鉄トンネル、維持管理、AHP

土木構造物の検査は検査員のもつ経験,知識により健全度判定を行っているため,判断の仕方にバラつきが生じている.前回対象変状とした「ひび割れ」と同様に,今回は「鉄筋露出」と「漏水」を対象に,一対比較によりどのような優先順位で判断材料としているか,重要度推定を行った.この際,AHPと呼ばれる意思決定手法を応用した手法により,各評価基準・要素の重要度(ウェイト)を固有値法を用いて算出した.評価基準・要素のウェイトを乗じ,総合ウェイトを算出した。熟練検査員による健全度判定結果と総合ウェイトを比較した結果,大きなずれはなく,概ね妥当であることが分かった.

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