シールドトンネル (8)

[VI-817] 急勾配・急曲線部における実測データによるシールド挙動シミュレーション

*山之内 崇記¹、杉本 光隆¹、安井 克豊²、武本 怜真² (1. 長岡技術科学大学、2. 清水建設（株）)

キーワード：シールドトンネル、地下構造物、シミュレーション、急曲線、急勾配

シールドトンネルは近年，大深度化や急曲線化による施工技術の高度化が進み，より厳しい条件下での施工が求められている．しかし，シールド掘削に関連する地盤物性値やシールド機に作用する外力および施工時荷重については未解明な点が多い．本研究では，シミュレーションを取り入れたシールド制御手法を確立することを目的とし，急勾配・急曲線部におけるシールド挙動シミュレーションと実際の現場の実測データを比較することで，シールド挙動シミュレーションの妥当性を検討した．結果は，現場実測データを概ね表現できたことから，本研究で用いたシールド機動力学モデルにより急勾配及び急曲線部のシールド挙動を表現できるといえる．