アセットマネジメント (1)

[VI-821] データベースの利活用による橋梁の現況と劣化傾向の把握

*吉田 博之¹、後藤 美保¹、早坂 康志¹、久田 真²、鎌田 貢² (1. 山形県、2. 東北大学大学院工学研究科インフラマネジメント研究センター)

キーワード：メンテナンス、データベース、産学官連携、橋梁修繕、鋼橋の腐食、共同研究

山形県及び東北大学大学院工学研究科インフラマネジメント研究センターの共同研究として、山形県、東北大学及び公益財団法人山形県建設技術センターが産学官連携の取組みで平成２８年度に共同開発し運用しているデータベースシステム（ＤＢＭＹ）を用いて、県が管理する道路橋の劣化傾向分析を行った。本研究では、主に鋼橋主桁の腐食の進行に関する分析を行い、凍結抑制剤散布の有無が腐食の進行に与える影響度合いを確認した。また、分析過程の中で生じたデータばらつきの課題に対して、より高精度な分析が可能となるようデータの質を改善するため、補修設計時の劣化要因等の分析情報もデータベースに紐付けて管理する必要性を見出した。